介護職の悩み解決.com

歴10年の介護福祉士が介護職に関する悩みを解決するブログです

介護職の人間関係がつらいあなたへ。しっかり伝わる怒り方や断る技術を習得しよう

頼られるのは嬉しいけど、頼られすぎは正直しんどいですよね。

また、自分もそうなんですけど、怒りを溜め込むのも身体に良くないです。

あなたは心のブレーキを踏んで良い人になろうとしてませんか?

それとも、怒って周囲との関係をこじらせてしまうのがこわいですか?

怒っているのに怒れない、Noと断りたいのに断れない。

怒りを溜め込んでしまう理由やNoと言える伝え方がわかれば、解決の道が見えてきますので原因や自分の気持ちを一緒に探っていきましょう。

・まずは怒れない理由に気付こう

嫌われたくない
相手を気付けたくない
怒りん坊だと思われるのがいやだ
心の狭い人だと思われたらいやだ

自分の素直な気持ちを自分でしっかり受け止めてあげましょう。

そうすることで自分を見つめ直す機会にもなり、心が洗い流されたようにスッキリした気持ちになります。


・腹を立てる気持ちは大事

言ってもどうせ通じない、仕方がない、と最初から諦めてしまうと、色んな可能性が潰れてしまいます。
また、何に対しても腹が立たなくなるのは人間的に良くありません。
常に心のアンテナを立てておかないと、無感情の人間になってしまいます。

次第に自分の気持ちに気付けなくなり、喜びに対してのバロメーターも下がってしまいます。

人間は喜怒哀楽があるから良いことがあったらその喜びも大きくなるのです。

・怒りの矛先は何?

自分の怒りの矛先はどこにあるのかしっかり考えましょう。
怒りのパターンや矛先は色々あると思います。
環境に対しての怒り、モノに対しての怒り、特定の人に対しての怒りなど。

介護現場では特に人に対しての怒りが多いのではないでしょうか?
その人の発言や行動にイライラする場面がありますよね。

矛先がわかると、どう対処すればいいかが見えてきます。
例えば人に対して怒っている場合については、その人との距離を置く。
嫌いな人と無理に接点を持つ必要はないのです。
仕事でどうしても付き合う必要があるなら、役割をきちんと果たしてもらえるだけでいいはずです。
その人の仕事の役割についてどう動いてもらえるかを考えればおのずと答えはでてきます。

・しっかり相手に伝えるには

しっかり相手に伝えたいなら言葉選びやタイミング、場所を考えましょう。
相手の立場も考え、頭ごなしに怒るのはよくありません。

怒りは、相手を責め立てることなく、自分の気持ちを伝えるのがポイントです。

悔しいです
残念です
困ります
ガッカリです
驚きました
心残りです

こんな言い方は怒りがきちんと伝わります。

逆に伝わりづらいのは

遺憾です
大したことじゃないんだけど‥
だいたい、あの時もさ

難しい言葉で伝えたり、曖昧、過去のことを持ち出すのはやめましょう。

自分の本心わ隠してしまうと、モヤモヤが残りまったくスッキリしません。

自分の正直な気持ちを伝えたらサッと次の話題にいきましょう。

・怒れる相手と怒れない相手

なぜ怒れる相手と怒れない相手いるの?

家族とか、仲のいい友達には怒れて同僚や上司に怒れない場合がありますよね。

理由としては、相手との信頼関係があるかどうかです。
相手との信頼関係がないと怒れません。
それは自分の思いや怒りを受け止めてくれると信頼しているからです。

あなたが同僚や部下を叱れないとなやんでいるなら、信頼していないからかもしれないです。

普段からのコミュニケーションをしっかりしていると相手の性格や反応をわかっているので、怒ることができます。

そのためには普段からの挨拶、おはようございますやお疲れ様でした、感謝の言葉をかけましょう。
また、楽しかった、すごくいいと思います。
と感情の言葉を投げかけましょう。
普段からの信頼関係をしっかり築いていれば少し怒ったくらいで嫌われることもなく、より良い人間関係を構築できます。

上司に対しても同じです。
誤解が生じないように、間違っている事を言っていたら「それは違います」としっかり自分の気持ちを伝えましょう。

・思い込みはやめよう

思い込みはよくないです。
同僚に仕事を頼みたい時、「忙しそう」、「仕事を押し付けられたと思われたら嫌だな」と勝手な思い込みで躊躇してしまうことはないですか?
もしかしたら、笑顔で「もちろんいいですよ!」といってくれるかもしれませんよ。

・伝え方が大事。アサーティブコミュニケーションを意識する

伝える言葉はとても大事です。
アサーティブコミュニケーションを習得しよう。
アサーティブとは、伝えたい相手に、伝えたいメッセージをしっかり届ける「自己主張」の技術です。

したいこたはしたい、したくないことはしたくないと言っていい。

怒ってはいけないと思う必要はないのです。

人は聞きたくない話には耳を塞ぎたくなったり、興味のない話は聞き流したりします。
なのでしっかり伝わるように話さなければ伝わりません。

そのためには自分も相手も同じように尊重する必要があります。

相手を責める言い方
「あなたのやり方は時間かかりすぎだよ」
「あなたはいい加減なんだから」
と、逆に反発をくらう可能性があります。

そこでアサーティブに気持ちを伝えるにはI(私)を主語にしたフレーズでメッセージを伝えることが鉄則です。

「私は残念な気持ちです」
「私は悲しいです」
「私は仕事をもう少し早く進めてほしいとおまっています」
と伝えます。

上司に対しても
「それは施設長の間違いです」や
「どうして施設長はそこのところをわかってくれないんですか」
ではなく
「うまく伝え切れなくて、残念です」や
「最善の策を考えたつもりだったので、私はガッカリしています」
と言えばIメッセージになります。

・頼まれた時の上手な断り方は?

急ぎの仕事をいつもギリギリに頼んできたり、沢山の仕事を振ってくる上司。
はっきり「嫌です」「無理です」「そんなのできません」と言えればいいけど・・。
でもそんな返答は間違いなく人間関係を悪化させる原因になります。

解決策としては、まずは自分の状況を知らせる事。

その上で仕事の優先順位を確認してどちらを先にやるかは上司判断してもらいましょう。

【良い例】

「今計画書の作成やモニタリングの作成、シフト作りで手一杯何ですが、そちらの企画の仕事を先にやった方がいいですか?」

【よくない例】

「今計画書の作成やモニタリングの作成、シフト作りで手一杯何ですが、その企画の仕事って、どうしても先にやらなきゃダメですか?」

同じ事を言っている感じに聞こえますが、印象が全然違いますよね。

「やらなきゃ」より「やったほうがいい」というフレーズで聞いた方が相手も受け止めやすいです。

・最後に

http://gahag.net/img/201608/25s/gahag-0118956255-1.jpg
いかがでしたでしょうか?
自分の気持ちを抑えるのは良くないことが分かってくれましたか?
キレるのと、怒るのは違います。
思ったことを相手にしっかりと伝わるように、怒りましょう。
今日から実践して、心のモヤモヤを取っていきましょう^^
この記事を読んで参考になっていただければ幸いです。