男性介護士が女性利用者を介護する際の注意点は?
男性介護士として働いていると、女性利用者に対してどのような対応をしたら良かったんだろう?
もっとらこうしたら良かったかな?介護する時の力加減は大丈夫だったかな?
と色々悩む場面がでてくると思います。人間相手のサービスなので大変ですよね。
今回はよくあるケースや場面を元に男性介護士が女性利用者を介護する際の注意点についてまとめていきたいと思います。
・男性拒否
女性利用者の中には、男性介護士に介護してもらうのは恥ずかしい。肌を見られたくない。と思っている方は一定数いますよね。
特に入浴介助では利用者は裸になって介護を受けるので羞恥心がより高まります。
どうしても男性の介護を受けたくない、嫌だと言う方については自尊心を傷つけてしまう場合もありお互い嫌な気分になってしまいます。
その際は女性ヘルパーに頼んで同性介助にしましょう。
恥ずかしいけど、嫌ではないよって言う方にはタオルで身体を隠してあげたり、言葉掛けをすると利用者さんは安心します。
少しでも不安を取り除いてあげましょう。
・力加減
女性利用者を身体介護する時に気を付けるのは力加減です。
男性の介護士は力があるので、身体介護する時に利用者は身体を痛めてしまう場合があります。
特に腕など少しの圧力で皮膚変色になりやすい高齢者も中にはいるので、普段から力任せな介護をしないようにゆっくり利用者の行動に合わせて介護をすると良いです。
なんでもこちらのペースで介護するのは事故のもとになる場合もありますので、気を付けたい所です。
・陰部を清潔に
男だと中々分からないのが女性の性器に対しての知識です。
陰部は、湿潤しているため細菌が繁殖しやすいのです。
そのため、尿や便などそのままにして不衛生にしておくと尿路感染などの病気になる場合もあります。
尿路感染はおしっこの出口から感染するので常に清潔にしておきたいですね。
ひどい場合は腎臓まで菌が入り腎炎になる場合があります。
特に排泄後や、オムツ交換後、失禁後は清拭や陰部洗浄をする必要があります。
意識的に取り組みましょう。
・声かけを丁寧に
介護を受ける人は不安を抱えています。不安を解消するには信頼に繋がる介護をする事が大切なので丁寧な声かけ、ゆっくりとした口調と笑顔は利用者を安心させます。
また、一つ一つの動作毎に声かけするのも安心に繋がる大事な要素です。
介護はサービス業でもあり、おもてなしの心で対応しましょう。
専門的な技術ができるばかりではなく、こういった他者への理解や配慮ができる人は素晴らしいと思います。
今後、介護ロボットなどが登場してくる世の中になってくると思いますが、こうゆう配慮ができるのは人間にしかできない事なのかなって思います。
・まとめ
最初の頃は、利用者に男性というだけで拒否されて心が傷付いてしまう場合があると思います。
僕も直面したことありますが、慣れます。
しっかりと職員同士で助け合って対応していけば問題ないです。
解決が難しい場合は、誤解が生まれないようしっかり上司と話し合いましょう。
逆に男性が好きな女性利用者も多く、その限りではないです^^
介護の世界では男性介護士が輝く場面も沢山あり長所を生かしていきましょう!